第1話 2006/5/15


 タンタカタ〜ン!
いよいよ≪クルマ生活 大好奇心サイト≫のはじまり始まり。
インストラクターは自動車ジャーナリストの広田民郎です。『広田民郎』なんて知〜らない!といわれるかもしれないけど、ヤフーでもアマゾン・ドットコムで調べると分かるけど、40冊ほど自動車関係の単行本を執筆しているおじさんです。テーマは、車検、改造車検、クルマのメカニズム、モノづくり、バイクの車検、クルマの歴史、ハンドツール、トラックのメカニズム、なかには『運転で働く』などの本もある・・・とても地味めなジャーナリストです。
 このサイトでは、おもに自動車のリサイクルパーツを使い格安カーライフ術をお届けしていきたい。もちろん、日ごと夜ごと取材に駆け回っているので、ホットで興味深々なニュースやこぼれ話もキャッチアップしていきますよ。
 「大量生産・大量消費・大量廃棄」の時代が終焉し、いまやエコロジーの時代。クルマ社会でも3つのR,つまり・・・リユース(再使用)、リデュース(減らすこと)、リサイクル(循環させること)が具体的に求められる時代に突入した。
 クルマのリサイクルパーツというのは、まさにこの流れにのって大注目されている自動車部品。自動車のリサイクル部品というのは、使用済みの車両から使える部品を丁寧に外し、再び商品(部品)として第2の人生を歩ませるものだが、ただ取り外して商品化しているわけではない。それには長年のノウハウが詰まった、使う人の立場に立ったカタチで、しかもメカニカル部品(エンジンやミッションなど)は品質確認し、きちんと保証を付けた安心商品。
 少し前までは自動車の部品は純正の新品部品しかない、というのがこの国の常識だったが、いまやその常識は完璧に崩れ去った。中古部品業界の努力と消費者の意識のおかげで、リサイクルパーツは徐々に自動車部品のなかで無視できないたしかなマーケットを形成しつつある。
 リサイクルパーツの魅力は、新品価格の半値以下というだけでなく、コンピューター検索でたちどころに在庫が判明し、入手できる。クルマの修理作業の流れの中で必要となる部品が安く手に入れば、そのぶん修理全体が安くなる。さらに修理自体をユーザーの手でできるなら、修理費はその部品代だけになる仕掛け。ここでは、できるだけ自分で、つまりDIY精神を大いに発揮し修理代を安く、万が一整備工場にまかせるにしろ安い修理の秘訣(ひけつ)をズバッとお教えしたい!!
 疑問・質問・いまさらこんなこと聞けない・・などなどの読者からの問い合わせにも答えていきます!!
 狭い路地に迷い込んだときなど、あたふたしてクルマをバックしようとして・・・気がつけばテールレンズが電柱にぶつかり破損する。よくあることです。うしろに目があればな〜ッ、と思っても後の祭り。
 このテールレンズ、新品パーツで購入すると1万円〜1万5000円。なかには2万円近いものもある。リサイクルパーツなら、新品同然で3000円〜5000円、せいぜい7000円も出せば入手できる。工具など手に持ったことのない人も、スパナ1本あればらくらくできてしまう(クルマによって多少異なるが)。
トヨタのファンカーゴを例に説明してみよう。
 用意するのは12ミリのスパナ(コンビネーションレンチでもOK)とマイナスドライバー。マイナスドライバーは、樹脂のカバーの隙間に先端部を入れて、少しこじるためだ。
 ファンカーゴの場合、テールゲートを開け、テールレンズの背後を観察すると、2つの大小の樹脂カバーが付いている。これをドライバーの先端で少しこじって取り外す。すると、遮音材があり、これを指でよけると裏側がすっかり顔をあらわす。車体にテールレンズがどんな具合に取り付けられているかが理解できるはず。このクルマの場合、2つのナットで車体に取り付いており、ワイヤーハーネス(コネクター)が1個あるだけ。そこで、コネクターをまず丁寧に取り外し(指で押すと解除できるところを探す!)、あとは10ミリスパナで上下2つのナットを緩める。ナットは少し緩めれば指でらくらく取り外せる。このとき、油断して大切なナットを車体の隙間に落下させないこと。(万が一落としたらネジ屋さんで手に入れるしかない!)
 以上で、テールレンズは無事車体から離脱できる。やってみればとくに特別な工具も必要としないので「な〜んだっ!」と大きな発見をした気分になる。この感激を味わって欲しい。きっと病みつきになるはず。あとは、手に入れた新品同然のテールレンズを元通りにして、友人にクルマの後ろに立ってもらいテールレンズがちゃんと作動(ブレーキ、ウインカー、スモールなど)するかを見ればおしまい。なお、壊れたテールレンズに付いているバルブ(電球)は取り外し、割れない工夫(飲み終えたペットボトルをカッターナイフで適当な大きさにした自作ボックスとか)をしてグローブボックスに入れておくと何かと便利。
★コンビネーションレンチ
 コンビネーションレンチは片目片口レンチ、あるいは略してコンビレンチとも呼ばれ、ソケットツールについてもっともよく使われる工具のひとつ。スパナ部が軸に対し少しオフセットしているので、狭いところにあるネジに対し使いやすくできている。専門用語で「振り幅(あるいは振り角)」というのだが、この振り幅(振り角)をスパナを逆にすることで稼ぎ出しているのだ。
 表面のぴかぴかの鏡面仕上げと少しざらざらして多少の油が付いてもすべりにくい梨地仕上げの2タイプがある。アメリカのスナップオン、MACツールは前者だし、ドイツのハゼットやスタビレーは後者である。サイズは、今回使ったのが10ミリだが、クルマのメンテで使用頻度の高いのは、8ミリ、10ミリ、12ミリの3本。この3本をまず手に入れ、しかるのちに買い足していくのがいいね。
次回は6月1日掲載予定です。どうぞお楽しみに!

有限会社昭和メタル